「ブント」による6.15の集団暴行に抗議し、その停止と謝罪を要求する! |
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本年の6月15日、新宿のトーク居酒屋「ロフトプラスワン」において、政治組織「ブント」(旧名「戦旗・共産主義者同盟」)が、「ブント」を批判するビラを製作した佐藤悟志に対して、またしても暴力をふるいました。
そして、事件から4ヶ月以上経った現在も、「ブント」からの謝罪はありません。
それどころか、「ブント」のメンバー達がインターネット上でウソを書き連ね、事実を隠ぺいしようとしています。
私たちはこれらの行為に抗議し、事実を広く明らかにするために、この声明を発表します。去る6月15日、後述する97年の襲撃事件以来はじめて、「ブント」の代表である荒岱介氏がプラスワンのステージに出演しました。これに向けて佐籐氏は再び「ブント」を批判するビラを作成しましたが、佐藤氏とロフトプラスワンとが協議した結果、プラスワンのオーナーである平野悠氏の提案で、新しい「ブント」批判ビラは、トラブルを避けて佐藤氏への危害を予防するために、プラスワンのスタッフが店の冊子にはさんで配付することになりました。
(※ロフトプラスワンでは、作成元が明らかなチラシについては自由に配布することが認められています。ちなみにこの日は 佐藤氏のビラ の他にも何枚かのビラを店員が配布しています)しかし、スタッフによる配付がはじまった直後、客として来店していた「ブント」の活動家たち3〜4人は、店の隅に座っていた佐藤氏に対して集団で殴る蹴るの暴行を加えはじめました。席に座ったまま無抵抗を貫いた佐藤氏は、「ブント」の幹部である長田 武氏に顔面を蹴られて 口内裂傷の傷 を負ったほか、五味 洋氏その他によって 眼鏡 を壊されたり 衣服 を裂かれたりしました。
この「ブント」の暴力を止めようとしたスタッフや来店客に対しても、「ブント」の活動家たちは殴るなどの暴行を加えました。佐藤氏はスタッフに助けられながらプラスワンの事務室に避難しましたが、「ブント」の活動家たちは事務室の前に集まって騒ぎ続け、二時間近く佐藤氏を事務室に閉じ込めました。「ブント」が佐藤氏に暴力をふるったのは今回が初めてではありません。
3年前の1997年7月16日、ロフトプラスワン(旧店鋪)前の路上で待ち伏せしていた「ブント」の活動家約10名が、その日のイベント主催者であった佐藤氏を地下室に引きずり込んで集団暴行を行いました。さらにその後、佐藤氏が出演中だったステージにも乱入して、佐藤氏や店員、来店客にも暴行を加え、イベントを中止させました。
この襲撃は、その前の週に佐藤氏がプラスワンで「ブント」や荒 岱介氏を批判するビラを配ったことへの仕返しでした。97年の襲撃事件に対しては、それに怒った多くの人々によって「ロフトプラスワン襲撃を許さない共同声明」が発表され、「ブント」の行為に対する批判と抗議が表明されました。あらゆるジャンルの人々が自由に意見を言ったり討論したりする場である「ロフトプラスワン」の意義を根底から踏みにじる組織暴力が、単なる「ブント」と佐藤氏の間の問題ではなく、「言論・表現の自由」そのものを否定する行為として受け止められた結果と言えるでしょう。
しかし「ブント」は反省するどころか前回の事件でも、「佐藤が先に殴ってきた」(そうした事実はありません)、「佐藤はロフトのイベントで喜納昌吉に殴りかかった」(佐藤氏は喜納昌吉氏に会ったこともありません)といったウソを機関紙や怪文書を用いてバラまきました。
同時に「殴るのは当然だ」「佐藤が批判を続けるようならまたやってやる」といった居直りと脅迫を、電話やインターネットでくりかえしました。
「ブント」のウソと、「共同声明」側がそのウソを逐一暴き出して行った経緯は、「共同声明」のホームページ(http://www.t3.rim.or.jp/~punsuka)、または 「1997ロフトプラスワン襲撃を許さない共同声明/全記録」 というパンフレット(新宿・模索舎 で販売中)に詳しく書かれています。そして今回の暴力行為に関して、また「ブント」は、ウソをくり返しています。
ロフトプラスワン他の電子掲示板上において、襲撃当事者や「ブント」の活動家らが「一方的に弱い者いじめをしたのではなく佐藤も手を出した」(実際には佐藤氏は意識的に無抵抗を貫いている)「佐藤はブントのメンバーのメガネを割った」(実際には佐藤氏は割っていません)等々さまざまなウソをついています。私たちは、こうしたウソが平気で横行することを、組織的暴力の蔓延と同様に深刻な問題だと考えています。「言論・表現の自由」という原則は、個々の言論弾圧を許さない具体的な取り組みがあってこそ、はじめて具現化するものでしょう。
私たちは「言論の自由」を守り、これ以上の「ブント」の組織暴力を許さないために、何の反省もなく暴行をくり返す「ブント」に対して、謝罪と釈明を求めます。
2000年11月11日
声明人
大田リョウ (銭湯的労働者協会/代表)
鹿島拾市 (会社員)
加藤梅造 (ロフトプラスワン/プロデューサー)
小池和彦 (プログラマー)
小池徳博 (日教組UPIセンター/副本部長)
小林義也 (ライター/元「戦旗・共産主義者同盟」三里塚現闘団)
中村牧子 (反天皇制全国個人共闘「秋の嵐」)
山本夜羽 (漫画家、「玄田生」)
《 「6.15声明」 連絡先 》
郵 便 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-3-10 山京ビル5F-161「おふぃす・りぶら」気付 URL http://www.t3.rim.or.jp/~punsuka/ メール punsuka@t3.rim.or.jp
(注 郵便連絡先は現在はありません)