「ブント」がロフトプラスワンや模索舎で配布した文書 

 この怪文書中には、『共同声明』の呼びかけ人である
玄田生氏の戸籍名が勝手に記載されていましたが、
当HPの判断で伏せ字に変えておきました。



「『襲撃を許さない共同声明』の自分勝手」




ロフトプラスワン非常連客有志
ファシストの暴力を許さない市民の会


 「襲撃を許さないロフトプラスワン常連客有志」呼びかけによる「ロフトプラスワン襲撃を許さない共同声明」(以下共同声明)が、インターネットやファックスなどによってまかれています。
 この「共同声明」は、ロフトプラスワンという「トーク居酒屋」が、七月一六日、「政治組織『ブント』」のメンバーとされる人たちによって襲撃されたことにたいして、この居酒屋の常連客有志が「釈明と謝罪」を要求するという内容です。「共同声明」は、「本音のコミュニケーションが交わされる自由な空間」として「存在意義」をもつロフトプラスワンが、「組織的な暴力による威嚇と恐怖によって……踏み潰されて」いくことを許さないと声明しています。もちろん、「暴力による威嚇と恐怖」によって「言論の自由」や「自由な空間」が踏み潰されることは許されないことです。

繰り返されてきた佐藤氏や玄田氏の暴力行為

 しかしながら実際にはロフトプラスワンでは、「共同声明」のいう「七月一六日の襲撃事件」の以前から、「被害者」の佐藤氏や「共同声明」の呼びかけ人の玄田生(本名XXXX氏)氏など元「秋の嵐」に属する人々による「暴力による威嚇と恐怖」によって、しばしば「言論の自由」が踏み潰されてきたのではなかったでしょうか。
 この点は「共同声明」でも、「お酒を出す店である以上、ロフトプラスワンでは喧嘩や殴り合いはしばしばありました。また意見の対立や激しい批判の応酬から、怒鳴り合いや罵り合いが起こることも……珍しくはありません」と認めています。
 共同声明の賛同人名簿の「注記2」で賛同人のひとり日比野真氏は、この一文にたいして「飲酒を口実にセクハラや暴力を正当化するオヤジ文化を許容しているように読める」とコメントしています。酔いにまかせて人を誹謗・中傷し、その果てに「喧嘩や殴り合い」を繰り返してきたのが、ロフトプラスワンの一部のこころない常連客の人たちでした。
 とりわけ今回の事件の「被害者」とされている自称「ファシスト」の佐藤悟志氏や、呼びかけ人の一人であるエロ漫画家・玄田生氏は、ロフトプラスワンの内外で挑発的な言動や暴力行為を繰り返してきた人物であることは、常連客にとっては周知の事実であると思います。
 たとえば、佐藤氏は自己紹介文で「プラスワンから塩見孝也を逃亡させたアカ嫌いのオタク、したがって共産主義者同盟・赤軍派の最終議長でもある」などと自ら書いています。これは五月三一日のロフトプラスワンでの企画、「二一世紀を迎えるにあたり、日本の国体はどうであるべきか?」に来ていた塩見氏を、佐藤氏が「暴力による威嚇と恐怖」によって店から追い出した事件のことです。このとき佐藤氏は、ミュージシャンの喜納昌吉氏にも殴りかかっています。
 また佐藤氏は、「共産主義者同盟・赤軍派の最終議長」だとか、あるいは「ブント清算事業団管財人」「荒岱介弾劾人民裁判に全ての活動家は結集せよ」(両者とも「共同声明」にて添付されている「佐藤氏自作のビラ」より)だとか、あまりにも人を愚弄した挑発的な言動を弄びすぎています。実際佐藤氏をめぐる数々の暴力事件は、こうした佐藤氏の、人を怒らせることだけを目的とした挑発的な言辞によって引き起こされたケースばかりです。
 また呼びかけ人のひとりである玄田氏も、ロフトプラスワンで暴力事件を繰り返しおこしてきた人物です。四月一一日に同店で行われた「だめ連のつどいvol.5」で玄田氏は、反戦運動家の人たちとの論争のすえ店内で神奈川の労働者D氏などに殴りかかり、店の前の路上で小競り合いを演じています。さらに玄田氏は四月一六日の「右翼大同団結を求めて」のときにも、ゲストの大日本愛国党のメンバーと言い合いになり、玄田氏の方からイスを振り上げ殴りかかったものの、客席にいた数名の愛国党メンバーに「返り討ち」にあい、肋骨を骨折したりもしています。
 以上のような例は、ロフトプラスワンをめぐる暴力事件の一端にすぎません。同店では「自由な言論」「本音のコミュニケーション」どころか、佐藤氏や玄田氏などによる「暴力による威嚇と恐怖」によって、少なからぬ「お客さん」やゲストが暴力事件に巻き込まれたり、不愉快な思いをさせられたりと、被害にあってきたのです。ところが佐藤氏などはこうした事実を押し隠し、自分がブントの人達に反撃されたことでパニックにおち入り、話をスリ換えているように思えます。

ロフトプラスワンが襲撃されたのでしょうか?

 また「共同声明」は、「ロフトプラスワンが組織的計画的に襲撃された」としていますが、これもどうでしょうか。賛同人名簿の「注記1」で賛同人の松沢呉一氏やぺぺ長谷川氏も、「ロフトというより佐藤氏に対する襲撃ではないか」と指摘しています。実際、「共同声明」を読んでも、襲撃者は「テーブルを壊した」という以外、「お店」には被害を与えていないようです。テーブルとて佐藤氏との間の小競り合いのなかで壊れたのでしょう。お店の破壊が目的だったとはちょっと想像できません。
 また、「組織的・計画的」と言いますが、「『てめえまだそんなこと言ってんのか』と叫びながら男性一人が演壇に上がり込み」と「共同声明」にもあるように、店が設置している監視カメラや衆人の目の前で、事件は公然と起きています。これはとても「組織的・計画的な襲撃」にはおもえません。計画的でないからそうなったのだというのが実状でしょう。
 こうした事件を「共同声明」は「組織的・計画的な襲撃」などと言い換えているわけですが、この程度の偶発的な「暴力沙汰」は、ロフトプラスワンではそれこそ当の佐藤氏や玄田氏によって日常的に繰り返されてきたものだったのです。
 だから七月一六日に実際にあったことは、「ロフトプラスワン襲撃」ではなくて、「ファシスト」だとか「売春の自由党・総裁」などと名乗り、ロフトプラスワンの内外で根拠のない誹謗・中傷、「暴力による威嚇と恐怖」をほしいままにしてきた佐藤氏が反撃され、抗議・糾弾されたということもできます。
 暴力をいつも振るっていた人達が、逆に返り討ちにあってしまったということです。そして「暴力」という点では、佐藤氏や玄田氏こそ、日頃の自らの挑発的言動や暴力行為を反省する必要があるのではないでしょうか。
 ところが「共同声明」は、こうした佐藤氏や玄田氏の暴力については「本音のぶつかり合い」として容認しています。つまり「共同声明」は、自分たちがふるう暴力は「本音のぶつかり合い」であるが、自分たちにたいする暴力は「威嚇と恐怖によって言葉を殺そうとする行為」だというのです。これは、他から見ていても虫のいい話だなと思えます。
 結局、「ロフトプラスワン襲撃を許さない共同声明」は、ファシストを名乗る佐藤氏や玄田氏などが、根拠なき誹謗・中傷を行い「暴力による威嚇と恐怖」をほしいままにできる、まったくもって自分たちにだけ都合のいい「自由な空間」を守ろうとしているのだといえます。もしブントの人が「本音のぶつかり合い」といったら佐藤氏や玄田氏はどう答えるのでしょうか。
 そうした点で「共同声明」では七月一六日の「襲撃者」に「釈明と謝罪」を要求するとありますが、その前に佐藤氏や玄田氏自身が、自らが引き起こしてきた数々の暴力事件について「釈明と謝罪」を明らかにすべきではないでしょうか。
 「共同声明」の呼びかけ人・賛同人の人たちは、そうした本質的な問題についてどう考えているのでしょうか、非常連客有志として疑問に思います。

                           10月10日




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