《投稿1》 私も戦旗の元メンバーです |
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[ NO.0755 ] [ 98/02/24 00:44:19 ] [ 投稿者:大滝 ]
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私も戦旗の元メンバーです なにげなくインターネット上をさ迷っていたところ、この一連の書込みを見つけて驚きました。
まず問題の焦点が佐藤氏であることが一つ。そしてブントの対応がもう一つです。佐藤氏は、写真では顔が変わってしまってよく分からないのだけれど、「ヒラヌマ」であるのだとしたら、活動家当時わたしが直接「指導」するメンバーでした。彼が組織を離れていく過程もよく知っています。夜遅くまで何度も激論を繰り返したのを憶えています。
当時、話せば話すほど彼の立脚点が後退していく、つまり党派的な理論への批判を超え、韓国民衆への連帯とか、差別・抑圧への怒りとか、つまりはそもそも左翼活動へ参加していった原点の様なものさえ次から次へ否定して行く姿に唖然としたものです。
その彼が今も活動を続け、ついにはあのような政治的立場に至っていたとは・・・。その意味で彼の主張は理解できるものです。あのような形で思考を重ねれば、ああいうところに行き着いてしまったのはわかる気がします。そしてそんな彼を生み出してしまったのは、私自身大きな責任を有する当時の戦旗・共産同運動だったと受け止めざるを得ません。
純粋で正義感にあふれる高校生だった彼をこんな風にしてしまった・・・。
わたしは恥知らずでタフであったが故に、こうしてのうのうと市民生活を送っていますが、改めて組織・運動とういうものの力、恐ろしさを思います。
また、自分のやったことの責任をやはり何らかの形でとり続けなきゃいかんのだなぁと痛感しました。その中でブントの方々の対応です。
ハイパーリンクをたどって読んできた限りでは、残念ながらブントの対応はスターリン主義的と感じざるを得ません。
事実はわからないけれど、事件について何も知らない、しかし興味を持った人間が読んだ印象としては「相変わらずの新左翼体質」としか受け止めることが出来ない内容だと思います。ひとごとではなく、恐らくわたし自身がその一端を担ってしまったはずの「89年問題」の総括をかけ、ブントの皆さんがここ数年来大変な苦闘をしてきたことは理解しているつもりですし、その努力には本当に敬意を感じています。
そうであるが故に、この事件についてのきちんとした対応を望みたいのです。この「事件」、わたしは組織的な行動だとは思えないでいます。もしそうだとしても、きわめて軽い「対応によってはぶん殴る」くらいの確認での事だと思います。
ブント=戦旗という組織を知らない人、というか、左翼を知らない人にはピンと来ないかもしれませんが、今回の事件は「組織的なテロル」と言うにはあまりに稚拙すぎます。
戦旗は、70年安保後の内ゲバ時代を除いても、80年代には革共同からの戦争宣言を受け、天皇主義右翼からは本部にダンプで突っ込まれたりナイフで襲い掛かられたりという経験をしてきた、そしてそれを跳ね除けて来た組織です。
その感性からすれば、大衆討論の場で素手で殴ったの殴られたのなんて言うのは言い訳でもなんでも無く、「若いのは血気が盛んで」ってくらいのもんなんです。これは何も彼らを弁護しているんではなくて、だからこそその感性・体質を捉え返すべきなんじゃないか、って言いたいんです。
あなた方はもはや巨大であり、10人とか数十人を動員しただけで、そして「許せない」暴言を吐いた人間を素手でぶん殴りに行っただけで討論の場自体が存続の危機を感じてしまうほどにそういう「場」は衰退しています。
と同時に、このインターネットというメディアを通じてこの「事件」自体はどんどん拡大していきます。「共同声明」にしても、佐藤氏の飼っているモルモットを賛同人に挙げてしまうような、どうしようもない体質、感性が横行しているのも事実でしょう。しかし、もう少しきちんと対応して欲しいと思うのです。少なくとも、赤石印刷のメールアドレスから匿名で書込みを流すなんて言うのは、人民の信頼を得る対応では無いじゃないですか。
多くの「戦旗OB」も見ていると思います。その中には佐藤氏の様な人間ばかりではなくて、政治的立場は異にしても、ブントの活動を敬意をもって眺めて来た人間もいるはずです。勝手を承知で言いいます。どうか失望させないでください、と。
言論の場で、佐藤氏の許せない言辞を、コテンパに、正面切って粉砕して下さい。あなた方の組織に対する攻撃には、もはやわたしは反論する筋ではないけれど、政治的意見については、わたしもわたしの責任を果たさねばならないと思っています。
かなりタイムラグがあっての書込みですが、どうしても発言しないわけにはいかないと思い、書込みました。
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