パラダイム・チェンジが教えないブントの歴史 |
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[ NO.0766 ] [ 98/02/28 21:24:12 ] [ 投稿者:ガー兄ちゃん ]
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RE:758 パラダイム・チェンジが教えないブントの歴史 私が、荒岱介著の「マルクス・ラジカリズム・ルネッサンス」を読んだところ、89年問題というのは、ベルリンの壁に象徴される社会主義国家の崩壊を指しているようです。ブントは一定の批判を加えつつも社会主義国家を「労働者国家」として評価していたようですから、この事態に彼らはショックを受けたのでしょう。また89年には、成田空港に反対する農民組織である三里塚芝山連合空港反対同盟から、ブントが絶縁されるということも起きています。この事態も89年問題に含まれるようです。
大滝さんの書き込みは自己の責任を捉え返したもので、とても好感を持って読みました。しかし「89年問題」の詳しい全貌を把握していないを大滝さんがなぜ、
>「89年問題」の総括をかけ、ブントの皆さんがここ数年来大変な苦闘をしてきたことは理解
できたり
>その努力には本当に敬意を感じ
たりできるのか非常に不思議に感じます。
>左翼を知らない人にはピンと来ないかもしれませんが、
と大滝さんは書いています。しかし普通に日本で生きている私たちにとって、ブントの起こした暴力事件は少しも驚くようなことではありません。事件のあったロフトプラスワンの現場には、新聞記者やテレビ関係者もいましたが、一切報じられることがありませんでした。あたりまえです。何百件もの殺人事件を引き起こしている新左翼が、人を殴ったぐらいでニュースになるわけがありません。
>今回の事件は「組織的なテロル」と言うにはあまりに稚拙すぎます。
と大滝さんは書いています。確かにそうだろうと思います。人を殺したわけでもない今回の事件が、左翼の世界で「組織的なテロル」などと思われるわけがないですよね。
ロフトプラスワンのスタッフの人に聞いたところ、当日の開演前には、お店の前に軍手をした人を含め10人ぐらいが配置された形で点々と立っていたそうです。怪しいと思って声をかけると「人を待っている」と答えたとのこと。組織的でなくとも、左翼の人達はそんなふうに人を待つんですね。
>きわめて軽い「対応によってはぶん殴る」くらいの確認での事
というのもその通りなんでしょう。お店の前に立っているブントメンバーを見た時に、彼らが討論に参加しに来たんだと思って佐藤氏は「お疲れ様」と声をかけたのですが、ブントの人達にとっては「ぶん殴る」に値する「対応」だったんでしょうね。
それから考えたら、2度目の暴行は、佐藤氏が壇上からブントを批判したことに対して行われたわけで、殴るのは当たり前ですよね。2度目の暴行の時には、実際には手を出さずに後ろで指図をしている人がいたりして、襲撃者は素早く逃走したんですが、ビデオカメラに撮られてしまったことなんかも、大滝さんから見たら稚拙すぎるんでしょう。
ブントの人達は、いつも証拠を残さないようにもっと周到に人を殺してるんでしょう。大滝さんは何人くらいの方を殺されたんですか。
>わたしは恥知らずでタフであったが故に、こうしてのうのうと市民生活を送っていますが、改めて組織・運動とういうものの力、恐ろしさを思います。また、自分のやったことの責任をやはり何らかの形でとり続けなきゃいかんのだなぁと痛感しました。
確かに組織・運動というのは恐ろしく、大滝さんの背負われている責任は大きいと思います。でも、一人で悩んでいるのは精神の健康によくないですよ。ロフトプラスワンには見沢知廉さんとか人を殺してらっしゃる方もけっこう出演しているので、大滝さんも出演されたらいいんじゃないかな。プロのテロリストの美学について語ってください。
>言論の場で、佐藤氏の許せない言辞を、コテンパに、正面切って粉砕して下さい
と大滝さんはブントに頼んでいるけど、佐藤氏の言辞を許せないと感じたら、大滝さん自身が批判すればいいんじゃないかな。そんなこともテロリストの美学に反するんでしょうか。
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